進化する漆の世界

akkoko2008-10-08

「紫外線に弱い漆」は、しっとりとした美しさや温かい感触が人気で
古来より食器や内装の調度品として人々を魅了してきました。


サングラスは「紫外線から目を護る」器具として、
緑内障白内障患者の減少に寄与してきました。


先日のイベント後の成果として
この「紫外線に弱い漆」と「紫外線から目を守るサングラス」とを
「デザイン」というビジネスルールの中に落とし込みたい。
漆の眼鏡ケースなら可能?


「伝統工芸」と「先端産業」の融合として何とかコラボしてく道が
できないものかと模索しておった昨今、お客さんから面白い情報を入手しました。


京都本元老舗の佐藤喜代松商店さんが、紫外線に強い「MR漆」という
特殊漆を開発されたそうです。
京都産業技術研究所の長年の研究成果と佐藤喜代松商店さんの製造ノウハウにより、
酵素ラッカーゼを含む漆の水系成分の分散」に注目した漆の改質に成功したそうです。
なんだか理系な世界ですね。


今後は、文化財建造物やエクステリア、車両などの「屋外用」として幅広い使用が期待されるそうです。


来年のIC試験の内容も変わりそうですね。